こんにちは。新熊屋です。
風景を撮影する際、みなさんNDフィルターやC-PLフィルターを使用しているとおもいますが、どんなフィルターを使っていますか?
世の中いろいろフィルターがありますが、私はKANIの角形フィルターを使用しています。
今回は角形フィルターについて、自分なりに紹介していきたいと思います。
角形フィルターって?
レンズ用のフィルターといえば、丸形のフィルターを思い浮かべると思いますが、角形フィルターは四角いフィルターです。
。。。で終わるとブログにならないので。。。
角形フィルターは、下の写真のようにレンズの先にホルダーを付けてそのホルダーに四角いフィルターを差し込んで使用します。
私の持っているKANIの角形フィルターです。
左が通常のNDフィルター、右がハーフNDフィルターになります。
ちなみにNDフィルターとは、 上の写真のような黒いフィルターです。レンズの前に装着することにより、サングラスをかけたようにレンズに届く光を減らすこと(減光効果)によって、シャッタースピードを遅くすることができます。
角形フィルターのデメリット
上の写真でもわかる通り、角形フィルターはレンズにホルダーを付けて、そこに差し込んで使用するため、一般の丸形フィルターより装着に手間がかかります。特にフィルターを2枚差しするような場合は、2枚目がなかなか入らずに苦労します。
このあたりは、こなれてくれば解消できるんでしょうかね?
あとは、通常の丸形フィルターよりはかかさばるので、リュックやウエストポーチに入れて持ち歩かないと、意外と荷物になったりします。
角形フィルターのメリット
一般的には丸いフィルターが多い中、フィルターをこのような角形にするメリットは、ハーフNDフィルターが使えるようになることだと思います。私の場合、これを使いたくて角形フィルターを買いました。
丸形のハーフNDフィルターもあることはりますが、角形フィルターのように上下に動かしたり傾けたりすることができないため、かなり使いづらいと思います。
ハーフNDフィルターとは、片側半分だけ減光効果のあるフィルターのことです。このハーフNDフィルターを使用すると、日の出や日没などの、空と地上で明るさに差(輝度差)のある場合に効果的です。明るい空を暗くして、全体的な明るさを整えてくれます。
下の2枚の写真はハーフNDフィルター使用前、使用後です。
こちらの写真は夜明け前の福島潟ですが、水面に比べて空が明るくなっています。
この写真は空の部分を暗くするために、ハーフNDフィルターを使用した一枚です。
使用前の写真と比べて、空の部分が若干暗くなり、水面の部分との輝度差が小さくなっているのがわかるかと思います。
このようにハーフNDフィルターは、日の出、日の入り前後の風景を撮影するには、とても重宝するアイテムです。
角形フィルターを使い始めた理由
もともと日の出の時間帯の撮影が多かったのですが、日の出、日没では空と地上の輝度差があったため、空をきれいに写そうとするとどうしても地上側は真っ暗になることがが多くありました。ある程度なら後のレタッチで修正できますが、それにも限界があります。
そんなこんなで悩んでいた時にハーフNDフィルターの存在を知り、その頃話題になり始めていたKANIフィルターを購入しました。
ほかのメーカーの角形フィルターを使用したことがないので比較はできませんが、変な色被りもしないし、NDフィルターの黒い部分が剥げたりもしないので満足して使用しています。
ただKANIフィルターを注文した1週間後に、現行の新しいホルダー(KANI HT2 Holder)が発表されたときは、少なからずショックを受けてしまいました。。。
1型との違いは、C-PLフィルターの回転を横のねじで簡単にできるようにしたくらいで、C-PLフィルター使ってなければ大差ない、と自分自身を納得させましたが。。。
最後に
思いのほか長くなってしまったので、今回はこの辺まで。
次回は、私が持っているフィルターを個々に紹介していきたいと思います。