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マンフロットの三脚を掃除した話

こんにちは。新熊屋@砂砂噛み噛みです。

 

このあいだ、波打ち際で撮影したあとに掃除もせずにそのまま三脚を片付けてしまったら、三脚の足に砂が詰まってしまってかなりの目詰まりになりかけました。。。

動かなくなる前に分解清掃したお話です。

 

 

Manfrotto055プロアルミニウム三脚3段

私が使用している三脚は「Manfrotto055プロアルミニウム三脚3段」です。

(Amazonや楽天では、055三脚だけの取り扱いはしていないようですので、雲台付きのリンクを張っておきます。) 

「プロ」の名前に恥じないがっしりしたつくりになっており剛性も高い三脚です。ただしがっしりしている分、約2.5kgとけっこうな重量級三脚です。まず女性にはおススメできない三脚ですね。

あと、この三脚はだいぶ背が高くなっています。三脚の足を伸ばしてカメラを設置した場合、身長170cm後半くらいの方だとちょうどいい高さになると思います。私は普段は三脚の足を若干縮めて使用しています。

そんなデメリットもありますが、体力に自信のある方、三脚を持っての徒歩での移動が少ない方、背の高い方には自信を持っておススメできる三脚です(笑)

 

分解作業

まずは三脚の足の留め具のネジを外していきます。

マンフロットの三脚のネジはふつうの六角レンチやプラスマイナスドライバーではずすことのできない星形のネジが一部使われています。この際に使用するのが「トルクスドライバー」と呼ばれるあまりなじみのないなドライバーです。

ヨーロッパ製のバイクや自動車などに多用されているそうで、日本でも近年ではホームセンターに行けば手に入るようです。

私は三脚購入時に付属でついてきたドライバーで作業しました。(最初このドライバーが見当たらなかったので焦りましたが。。。)

 

マンフロット 055 三脚

一番下の足(3段目)をはずした状態です。写真左側が三脚の雲台方向になっていてこちらからは留め具が外れません。足の先端の石突部分のゴムを外します。

マンフロット 055 三脚

石突のゴム部品を外した図です。だいぶ固くなっていて本当に外れるのか怪しまれましたが、無事に外すことができました。この石突部分から留め具をスライドさせて外すことができます。

マンフロット 055 三脚

この留め具部分が砂でだいぶ汚れていたので水洗いしました。水洗い後は錆びないようにきちんと乾かしましょう。私はドライヤーで乾かしました。乾かす際には、だいぶ小さいネジですのでなくさないように気を付けましょう。
 

そして組み立て

 基本的に分解した手順と逆順にしていけば組み立てることができますが、最初はちょっとてこずりました。

マンフロット 055 三脚

まずは足には向きがあります。上の写真のとおり、足の断面は真円ではなく一部がへこんだ状態になっており、上段の足に差し込むときにはその方向に合わせて差し込んでください。 

 

マンフロット 055 三脚

次は留め具の止め方です。上の写真のように、留め具の上半分を上段の足(2段目)に入るように、下半分で3段目を止めるような構造になっていますので、2段目と3段目にまたがるように留め具を止めてください。

マンフロット 055 三脚

留め具の上側のネジを止めたら、下側にロック部品を付けます。上の写真のように長いネジと六角ナットでロック部品を付けていきます。このとき最初からきつく締めるとロック部品が動かなくなります。だいぶ緩めに締めてたあと、ロックして手ごたえがまだ緩めなら少しずつネジを締めていくようにしていくと、ちょうどいい固さでロックできるようになります。 

 

留め具とロック部品を付けたら、足の先端に石突のゴムをはめれば完成です。ただ石突のゴムにも向きがありますので、挿入する際には向きに気を付けてください。

 

さいごに

三脚の分解掃除、やってみると意外と簡単にできました。今回は下のロック部分3か所だけ分解しましたが、折を見て上の段のロック部分の清掃もやっていきたいです。

ほかには、足の付け根のところの動きがけっこう固くて、いつも三脚を広げるのにちょっと力を入れないといけないような状態です。そこがスムーズに開閉できるようになれば万々歳ですね。 こちらもそのうち分解してグリス塗布してあげたいです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。