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角田岬で夕日を撮りながら写真の奥行き感を考えてみた

角田岬 夕日こんにちは。新熊屋@夕景写真家と名乗りたいです。

 

今年の秋はなんだか天気に恵まれない気がしますが、そんななかで晴れ間を見つけて角田岬へ夕日を撮りに行ってきました。

今回は前景なんてものを意識して撮影してみました。

 

角田岬ってどこ?

角田岬はここ。

角田山の登山ルート「灯台コース登山口」がある場所です。 

波打ち際まで角田山が迫っており、冬に来ると荒々しい日本海のイメージそのままの場所です。

のっけから急峻な上り坂を上がっていくと、「恋する灯台」に認定されている「角田岬灯台」があります。今回は角田岬灯台よりすこし上のほうで夕日を狙ってみました。

 

なにか物足りない気がする

角田岬 夕日

角田岬灯台付近からの一枚です。

ここまで来るには崖のような階段を登ってくる必要があるので、それほど頻繁に来るわけではないのですが、それでもたまにここまで登ってきます。

海に突き出た岬の上の丘という感じでここまで登ってくると、見晴らしが素晴らしいです。

上の写真はちょうど太陽が雲に隠れたところを切り撮った一枚。

ここに来るといつもこんな感じの写真を撮っています。

これはこれで悪くないと思うのですが、なにか一味足りない気分。。。

  

前景というスパイスを添えて 

角田岬 夕日

こちらは、写真下に前景として足元に生えていた草地を入れてみた一枚。

どうでしょう。印象が変わったように見えませんか。

手前の草地から向こう側の岩肌と海、さらに奥の夕焼け空と、写真の奥行きが増したような印象を受けると思います。 

これは、

  1. 前景:手前の景色 ここでは草地
  2. 中景:中間の景色 ここでは岩肌と海
  3. 遠景:奥の景色  ここでは夕日と空

という流れで視線が誘導されて、遠近感が割り増ししたように見えるためです。

とくに広く映る広角レンズではこの前景、中景、遠景は有効になってきます。

そして風景写真では手前から奥に向けてピンボケしないように絞りを絞って撮影してみてください。そうすると画面全体にピントのあった一枚が撮影できます。 

www.nii-kuma-foto.com

 

広角レンズで写真を撮っている際に「何か物足りないな?」と思ったら、前景を意識して撮影してみるといいかもしれませんね。

 

遊び心でHDR

角田岬 夕日

同じ場所からの一枚です。こちらはHDR で撮影した一枚です。

 HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影とは、暗い写真と明るい写真を合成することによって、明るい部分は真っ白にならずに、暗い部分は真っ黒にならずに撮影できる機能です。

前の写真と比較すると、とくに写真左側の岩肌の部分が黒くならずにしっかり写っていることがわかると思います。

このように明るい部分、暗い部分の差が大きい場合に威力を発揮するのがHDR撮影です。

ただし、複数の写真を合成する都合上、車など動いているものをHDR撮影するとブレたような感じになりますので、注意が必要です。この写真の撮影時には、ほぼ無風状態だったのですが、風が吹いていると足元の草が揺れて、HDR撮影するとそこだけブレたような感じになります。

HDR撮影は朝焼け、夕焼けや夜景を撮影するときなんかにきれいに撮影できる機能です。

 

最後に

この角田岬は、上まで登るのにいい運動になりますが眺めは最高です。

運動不足解消のためにも、もう少し足しげく通ってみたいです。

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。