MENU

やりすぎレタッチをして、朝焼けを撮りに行けないモヤモヤを紛らわした話

彼岸花 モノクロこんにちは。新熊屋@朝焼け分不足中です。

 

最近、天気に恵まれずに朝焼けや夕焼けを撮りに行けていません。

平日はきれいに焼けたりしているのに休日になると曇ったり予定が入っていたり。。。

ちょっとフラストレーションがたまっていたので、いままで撮りためた写真をレタッチして遊んでみました。

※なお、レタッチにはAdobe社製現像ソフト「Lightroom6.14」を使用しています。

 最新版である「Lightroom Classic CC」ではありませんのであしからず。

 

 

ホワイトバランスで夕焼けっぽく

夕焼け風

風にたなびいているススキを写した一枚。

若干、赤みかかった色味が不自然に見えますが、全体的に夕焼けに染まっているかのような雰囲気ですが、これはやりすぎレタッチ後の写真。

 

元の写真はこちらです。

昼間の一枚

なんてことのない一枚ですが、レタッチでホワイトバランスをちょちょっといじってあげると、上の写真のように夕焼けに染まってしまいます。

  

このレタッチのLightroomの設定がこちら。

Lightroom

色温度」のスライダーを右側に動かしていきます。すると写真全体が黄色が強くなった色味になります。

同様に「色被り補正」のスライダーを右側に動かしてあげると全体的にマゼンダ(赤紫色)を強調しています。

また、「彩度」をプラス補正して同じく赤みを強調しています。

 

トリミングで雲海っぽく

雲海

はじめての雲海は弥彦山でした。でもこのあとで、雲海の雲が山頂まであがってきて雨が降り出して雨宿り。。。

そんな楽しい思い出の雲海を捉えた一枚ですが、このまま出すと日本広告審査機構に怒られそうな気がします。(「うそ、おおげさ、まぎらわしい」のおおげさに引っかかりそう)

 

元の写真はこちらです。 

雲海もどき

上の写真と比べると、雲海の迫力が全然違います。

これは元の写真のちょうど雲がかかっている右側の一部を切り抜いてレタッチしたのが、上の雲海の写真だからです。

 

このレタッチのLightroomの設定がこちら。 

lightroom

切り抜いた部分の雲海が影になっていたので、「露光量」のスライダーを右に動かして画面全体を明るくしました。

これにあわせて「ハイライト」「白レベル」のスライダーを右に動かして写真の明るい部分だけをさらに明るくしています。

逆に「シャドウ」「黒レベル」のスライダーを左に動かして暗い部分をさらに暗くすることで、明暗の差を強調して雲海の立体感を増しています。

 

暗部を持ち上げてフォトジェニックっぽく

フォトジェニックっぽい

橋げたの下から夕日をねらった一枚。

なんとなくフォトジェニックな一枚になっているかと思います。ちなみにフォトジェニックって詳しくわかりませんが。

これは失敗写真を救出してみた結果です。

 

元の写真はこちらです。  

フォトジェニック

見返してみると、狙いはわかるのですがなにしろ真っ暗な部分が多すぎた一枚。

だったら真っ暗な部分を真っ暗でなくせばいいのでは?とレタッチしてみました。

 

このレタッチのLightroomの設定がこちら。

lightroom
lightroom

「色表現」の「シャドウ」「黒レベル」のスライダーを一番右までもっていきます。

これによって真っ暗になっていた部分から画像を浮かび上がらせています。
ただし「シャドウ」「黒レベル」を上げすぎると、ザラザラした感じのノイズも浮かび上がってきます。

このため「ディテール」にある「輝度」「カラー」のスライダーを右にもっていってノイズを目立たないようにします。

(「輝度」 は白黒ノイズ、「カラー」はカラーノイズを軽減します)

 

彩度を下げてモノクロっぽく

彼岸花 モノクロ

モノクロ写真に浮かび上がった真っ赤な彼岸花。

背景をモノクロにすることで、真ん中の彼岸花をよりいっそう目立たせようとした一枚です。

 

元の写真はこちらです。   

彼岸花

こちらの写真、背景は暗くなっていますがモノクロではなくちゃんとカラーになっています。

これを赤以外の色をモノクロにする設定を行います。

 

このレタッチのLightroomの設定がこちら。 

HSL

「HSL」は各色の情報を変更する箇所になります。

それぞれ「レッド」「オレンジ」「イエロー」「グリーン」「アクア」「ブルー」「パープル」「マゼンダ」の「色相」「彩度」「輝度」を調整します。

「色相」「彩度」「輝度」は

  • 「色相」:色の傾向
    例えば、もともと「オレンジ」の部分をレッド傾向にするかイエロー傾向にするかという感じです。
  • 「彩度」:鮮やかさ
  • 「輝度」:明るさ

 と読み替えると少しわかりやすいと思います。

ここで「レッド」「オレンジ」意外の彩度のスライダーを一番左にすることで、それぞれの色の鮮やかさをなくしてモノクロにします。

「レッド」「オレンジ」のみ「彩度」をいじらないため、彼岸花の花弁だけが鮮やかに、背景がモノクロになった一枚に仕上がります。

 

レタッチってどこまですればいいの?

普段は過度にはやりすぎないレタッチ作業ですが、今回は派手にレタッチしてみました。

どこまでレタッチするかについては、いろいろな意見があると思います。

私個人としてはそれほどレタッチするほうではありませんが、 かといって過度のレタッチを否定するつもりもありません。

あくまで趣味で楽しんでいる範囲内では、「レタッチをするその人」 が「これでオッケー」と思ったところがレタッチのやめ時かなとも思っています。

 

最後に

最近は花ばっかり撮っていますが、やっぱり朝焼け夕焼けも撮りたいと思う今日この頃でした。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。