こんにちは。新熊屋@やけど注意報です。
最近は新調したレンズボールにハマり気味です。
ハマっているのはいいのですが、使っているうちに注意点に気付きましたので、記事にしていきます。
レンズボールって?
レンズボールは透明度の高いガラス玉の撮影アクセサリーです。
このレンズボールを通して景色を見ると、まるでレンズボールに景色を閉じ込めたように映り込む写真が撮ることができます。
レンズボールについて記事にしましたので詳しくはそちらをご覧ください。
このレンズボール、活用すれば今までと一味違った写真が撮れますが、若干コツというか注意するべきことがあります。
【重要】晴天時にはやけど注意
上の写真は、レンズボールの「使用上の注意」です。
レンズボールは、その名の通り「レンズ」みたいな「ボール」です。
たとえるなら大きな虫眼鏡のようなものだと思ってください。
虫眼鏡を太陽が出ているときに黒い紙にかざすと、紙が燃えますよね。
レンズボールも同じことが起きます。太陽が出ているときに手に持っていると、角度によっては日光が集光されてやけどします。
実際、私も2,3度やけどしそうになりました。。。
昼近くの撮影で太陽が上にあり、手の上にレンズボールを持っている状態でした。手のひらと太陽がレンズボールをはさんで反対側に位置したため、ちょうど手のひらに日光が集光された、というわけです。
この「使用上の注意」を少しみくびっていました。レンズボールの集光力はかなり強烈です。
みなさんもレンズボールを使う際には太陽の位置を気にして、やけどにならないように気を付けてくださいね。
接写するときには
例えばレンズボールに花を映して写真を撮る場合、レンズボールを大きく撮影しようとしてレンズボールとカメラの位置が近すぎると、カメラ側のピントが合わなくなることがあります。
これは、レンズの「最短撮影距離」に関係してきます。
最短撮影距離とは、そのレンズのピントが合うもっとも近い距離のことをいいます。
この最短撮影距離より近くのものを撮ろうとすると、ピントが合わずにピンボケの写真になります。
(ちなみにこの最短撮影距離は、イメージセンサーから被写体までの距離になります。
似たような言葉で「ワーキングディスタンス」というものがあります。「ワーキングディスタンス」は、レンズの先端からピントの合った被写体までの距離のことをいいます)
最短撮影距離の長いレンズを使ってレンズボールを撮影すると、レンズボールを持った腕を思いっきり伸ばしてやらないとピントが合わない、なんてこともあります。
レンズボールを撮影する際には、なるべく最短撮影距離が短いレンズ、例えばマクロレンズなんかだと撮影しやすいと思います。
最短撮影距離、伸びてない?
このキバナコスモスを撮影していた時にちょっと感じたことです。
もっと花を大きく写したいと思ってレンズボールと花を近づけて撮影しようとしました。
最短撮影距離付近でレンズボールを持っていたのですが、どうにもピントが合わない。
ピントが合わなかったのでカメラを後ろに引いてレンズボールとの距離を取ってあげるとピントがあう。
あるいは、レンズボールと花の間の距離を広げてあげるとピントが合う。
みたいなことがありました。
厳密に実験していたわけではないので詳しいところはわかりませんが、被写体(この場合は花)とレンズボールの距離が近すぎると、ピントが合う距離が長くなるような気がします。
イメージとしては、レンズボールを通して被写体を見ると、レンズボールの表面より手前(カメラ側)に被写体の映像が飛び出して見えるようになり、その飛び出した映像にピントを合わせるため、レンズボールとカメラの距離を最短撮影距離以上に離してあげないとピントが合わない、みたいな感じです。
実際のところは、よくわかりませんがどなたかこんな経験したことありますか?
三脚使うとらくちん
当たり前ですが、レンズボールの重量は直径が大きくなれば大きくなるだけ重くなります。
特に80mmのレンズボールでは約640g、90mmにもなると約960gにもなります。
レンズボールを左手、カメラを右手に持っているとかなりの重量になり、鍛えていないと腕がプルプル震えてきます。
こういう場合は、三脚に固定した台座にレンズボールを置いて撮影するととてもらくちん。
大型のレンズボールを購入すると、三脚に固定できる台座がついてくる場合もありますので、これを活用すると撮影がスムーズになります。
ただし、台座が固定されているだけでレンズボールは固定されいないので、三脚からレンズボールを落とさないよう気を付けてくださいね。
最後に
使ってみると意外と楽しいレンズボール。
いつもの撮影にアクセントを加えたり、マンネリ気味になってきた撮影からの脱却を目指して使ってみたりしてもいいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。