こんにちは。新熊屋@星の王子様です。
去る2020年6月21日に日本各地で見られた部分日食。
ひょんなことからこの部分日食を撮影してきました。
事前調査もなく行き当たりばったりで撮影したのですが、とりあえずそれらしき物を写真に収めることができたので、ほぼほぼ満足です。
日食とは
日食とは、太陽の一部分、あるいは全体が月に隠れて見えなくなる天文現象のことです。
太陽と月は地球上での見た目の大きさがほぼ一致しているので、地球-月-太陽と一直線に並ぶと太陽がすべて隠れる皆既日食、あるいは太陽の周りだけリングのように見える金環日食となります。
話が脱線しますが、前回の金環日食が2012年5月21日でした。金環日食がはじまったのがちょうど出勤の時間帯でした。その頃は車で通勤していたので、運転していて急にまわりが暗くなってきたのを覚えています。
今回の部分日食は当時の金環日食のようにまわりが目に見えて暗くなるというようなことはありませんでしたが、「ビミョーに暗くなっているのか??」という感じでした。
日食撮影方法
私の場合、ND1000とND64を重ね掛け、あわせてND6400相当のフィルターにして撮影しました。
高濃度のNDフィルターで太陽光を減光して撮影します。NDフィルターの濃度が足りなかったり、使用しなかったりすると太陽光が強すぎて太陽の輪郭がはっきり映らなかったり、その状態で肉眼で太陽を直接見てしまうと目を傷めてしまうため、十分に減光して撮影します。
撮影失敗の巻
はじめて撮影した部分日食がこちら。
なんだかピントが合っていないように太陽の輪郭がぼやけています。
いちおうオートフォーカスでピントを合わせたり、マニュアルでピントを合わせてみたりしましたが、なかなかうまくいきません。
もしやピントの問題ではないのかと思い、いろいろ設定をいじってみました。
撮影成功の巻
設定をいじった結果、露出補正をだいぶ暗めで撮影したら太陽の輪郭がきれいになってうまくいきました。
どうやら失敗したのは、明るすぎだったようです。さすが太陽。日差しが強烈です。。。
太陽を撮るときは、露出補正を暗めに設定する、ひとついいこと覚えました。
調子に乗ってこんなん作ってみました
で、まぁ1枚だけだとさびしいので、何枚か撮ったのを合成してみました。
カメラ、レンズの位置を三脚で固定して、インターバル撮影したものを1枚に合成した写真です。蝕(しょく:太陽のかけている部分)がだんだん小さくなっていっていく経過がわかります。
最後に
もともとは、アジサイ狙いで出かけたのですが、アジサイは咲いておらず帰宅途中で撮影しました。
梅雨時期でしたが、新潟では雲ひとつない奇跡的なピーカン天気だったので挑戦してみました。
コツをつかめば意外と簡単なんで、次の機会も狙ってみたいなぁと欲が出てきました。
ちなみに次に新潟で日食を見ることができるのは10年後。気の長い話だ。。。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。