こんにちは。新熊屋@掃除屋です。
以前から気になっていたイメージセンサークリーナーを使ってみました。
結論からいうと、あんまり気軽にやるものではないかな、という感じです。
センサーダストの確認
まずは、現状でどれくらいイメージセンサーが汚れているかを確認するためにサンプルを撮影します。サンプルを撮影する条件は、
- F値を大きな値にする
- ピントを大きく外す
- 空や紙などフラットな背景のみ
で撮影してみてください。
これをLightroomに取り込み、上の画像のように
- 「スポット修正」
- 「スポットを可視化」にチェックを入れ、スライダーを右にずらす
こうすると、白黒画像が反転し、イメージセンサーに付着している汚れが見えてきます。撮影した写真からはわかりませんでしたが、意外とゴミが付いているのがわかります。
VSGO フルサイズセンサー用クリーニングセット
私が用意したのは、VSGO(ヴィスゴ)のフルサイズセンサー用クリーニングセットです。
この写真のように、 クリーニング用のヘラのようなものと、クリーニング液がセットになったものです。
このヘラのサイズがフルサイズのイメージセンサーの縦と同じサイズになっていてイメージセンサーを横往復させてゴミをふき取るようになっています。
イメージセンサー清掃前の準備
特別なことはとくになにもありませんが、次の点に注意してください。
- バッテリーをフル充電しておく
清掃中は一眼レフのミラーをずっと跳ね上げてイメージセンサーを見える状態にしておく必要があります。このため、バッテリーを十分に充電しておいてください。私の使っているEOS6Dmark2では、バッテリー残量が十分でないと、掃除用にミラーを跳ね上げることができません。 - 清掃前にブロアでゴミを吹きとばしておく
大きなゴミが付いたままヘラでイメージセンサーをふき取ると最悪イメージセンサーに傷がつく恐れがあります。大きめなゴミは、前もってブロアで吹き飛ばしておきましょう。
ブロアでの掃除については、この記事に書いてあります。 www.nii-kuma-foto.com
ブロア & クリーニング棒
これはブロアでゴミを吹き飛ばした後、クリーニング液を付けない乾いたヘラでイメージセンサーをふき取った後の状態です。
「センサーダストの確認」 の画像と比べるとだいぶゴミが取れているのがわかります。
クリーニング棒 & クリーニング液
今度は、ヘラにクリーニング液を塗ってからイメージセンサーを数回ふき取った後の画像になります。
だいぶきれいになりましたが、まだ完全にはゴミが取り切れていません
ただ、やりすぎると新しいゴミが付着することもありますので、これくらいきれいになれば十分だと思います。
結論として。。。
清掃前の状態としては、撮影した写真にゴミが映り込んでいるわけではなかったので、体感的にはあまり変わりませんでした。
イメージセンサーをむき出しにして清掃するため、下手すると新しいゴミが付着する可能性もあります。
このため、普段はブロアでの 手入れ、写真にゴミが映り込んだらイメージセンサークリーニングする、というような形で手入れしていけばいいのではないでしょうか。
最後に
こういうアイテムが手元にあると、いざというときに安心だと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。