こんにちは。新熊屋です。
世にはいろいろなレンズがあふれています。
カメラに取り付けて撮影するので、目の前の景色をそのままに写し取ることがレンズの役割ですが、中には肉眼で見ている景色とは一味違った写真を撮ることができるレンズがあります。
そのようなレンズの代表格といえる「魚眼レンズ」を紹介します。
魚眼レンズとは?
そもそも大部分のレンズとは、巨大なガラス玉の一部です。(極論ですが。。。)
ガラス玉であるために画面の端っこはどうしても歪んできます。これをまっすぐにするためにいろいろな最先端技術を注ぎ込んで補正していきます。
対して魚眼レンズは、この歪みを最大限に強調したレンズです。
画面の端に行けば行くほど、水平線が直線ではなく丸く歪んで見えるのです。
水の中から水面を見上げたような見え方をするため「魚眼(Fisheye Lens)」というそうです。
じゃぁどんな写真が撮れるの?
こんな写真です。
木のシルエットの後ろの対岸が丸く歪んでいるのがわかると思います。
これが魚眼レンズの特徴です。この歪みを使って一味違った写真が撮影できます。
高架道路を下から見上げた一枚。
肉眼では高架道路はここまで膨らんだようには見えません。オレンジ色の色味と合わせて、まさにホッケの開きです(笑)
シグマ 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
私が使っている魚眼レンズです。

SIGMA 単焦点魚眼レンズ 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE キヤノン用 対角線魚眼 フルサイズ対応 476403
- 発売日: 2005/10/29
- メディア: エレクトロニクス
発売日は古いレンズですが、比較的安価で映りも悪くないと思います。
なにより夜景などで顕著なのですが、街灯などの点光源から出る光条がきれいに出てくるのが気に入っています。
光条とは、上の写真のように強い点光源から延びる光の筋です。
このシグマの魚眼レンズは、この光条が大きくきれいに出るのが特徴だと思います。
昼でも、太陽を菜の花の隙間からのぞくような形で撮影するときれいな光条が出てきます。
まとめ
特色ある魚眼レンズ。
そのひと癖ある描写で使いどころが難しいですが、ハマるととても面白い一枚が撮影できると思います。